2013年05月12日

【河和田幼稚園】乗り越える

ゴールデンウィーク明け、お休みが続いたせいか
お母さんと離れるのがイヤイヤとなる子が何人かおりました。
その中のひとりKちゃん、お母さんから離れられません。
しばらく見ていて「お預りしましょうか?」とお母さんに声をかけ
泣いているKちゃんを抱き取りました。

なんだよ〜、わたしはおかあさんがいいんだよ〜
おかあさんといっしょにいたいんだよ〜
はなせ、はなせ〜 あんたなんかきらいだ〜

Kちゃんは、こんなことは一言もいわず、
泣いて、私から逃れようとして、
小さなこぶしで、遠慮がちに私を叩くのでした。

「そうだよね、おかあさんがいいんだよね。」
「おかあさんといっしょにいたいよね。」
「おかあさんじゃなきゃ、いやだよね。」
私は、Kちゃんのほんとうの気持ちはわからないけれど
たぶんそうかな、と思う気持ちを代弁しました。

なんとせつない・・・。
ごめんね、と心でつぶやきながらも
これが“乗り越える”というこということなんだわ、と思いました。
こんな幼い子が“乗り越える”ときには、
がんばれ、だいじょうぶ、そばにいるよと
ことばや態度、スキンシップで示していけば、
子どもも何とか“乗り越える”ことができます。
たんぽぽ 004
実際、Kちゃんもこの後、床におろすと泣き止んで、
仲良しのSくんのそばで、
何とか心を立直すようすがありました。
Sくんから、ことばはなかったけれど、
Kちゃんを心配そうに見て・・・
それはKちゃんには“ひとりじゃない、がんばろう”
という応援だったにちがいありません。

つぎの日、Kちゃんのお母さんとお話しました。
お母さんも、引き裂かれるような思いだったとのこと。
そして「ごめいわくおかけして・・・」とおっしゃるので
Kちゃんがよくがんばったこと
その場に居合わせた私やSくんやその他みんなで支えられたこと
それが“乗り越える”力になったことをお伝えしました。

入園して1ヶ月がたって、子どもたちがそれぞれに
ありったけの自分をやっていることが感じられます。
それは、1年1ヶ月たった年中さんも
2年1ヶ月たった年長さんも同じです。
だから、それをしっかり見て、受けとめて、
つぎの一歩がふみ出せるよう、応援するからね。

kawawadayochien at 11:54 園だより 
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