2008年03月13日

【河和田幼稚園】毎日、学ぶ

 きょうは、とても真面目なタイトルをつけてしまいましたが、幼稚園というところのごくごくふつうのことをお話します。

 先日、会議があって出かけようとしたら、一人のお母さまが小走りにかけよっていらして「園長先生この前は子どもがガラスをが割ってしまって、すみませんでした」と申し訳なさそうにおっしゃいました。
 河和田幼稚園では、1年の間に3回くらいは子どもがガラスを割ることがあります。ほとんどの場合ケガはありません。あっても、小さいケガですんでいます。建物が古くて、前園長が部屋を明るくしておきたくてガラス戸が多いこと、そしてそのガラス戸がアルミサッシでなくて昔ながらの木枠のガラス戸なので、モノが勢いよくぶつかると割れてしまうのです。
 そんな環境で、その子はそれほど騒いでいたわけではないのですが、友だちと身体がぶつかって置いてあったテーブルがずれて、そのテーブルがガラス戸に当たって割れたのですね。仕方ないですね・・・・。けれど、ガラスを割ったことは事実ですので、担任の先生と私の所に謝りに来ました。謝るというのは、なんとも心が重たいものですが何とか、正直にお話して、謝ることができましたから「今度は気をつけるのよ」といって、送りかえしたわけです。
 それでお母さまには、次のようにお話いたしました。
「まずは、ケガをしなくてよかったです。それから、お部屋の中はバタバタするところではないですから、お部屋ではどんな振舞いをすればよいかわかったと思うのですね。これからは、気をつけて振舞うよう学んだと思うのですよ。そして、不可抗力とは言え、正直に謝りに来られたことは勇気もいったし、お子さんなりに良くやったと思っています。子どもは幼稚園に中で、いろんなことを学ぶのですよ。そう思うと割れるガラスは大事な教材じゃないかと、思っているんです」
 お母さまは「ガラス代をお支払いしようと思って」とおっしゃるので「ご心配はなさらないでね」と、ご返事しました。

 子どもの育つ環境で配慮するあまり、割れないガラスやぶつかっても痛くないクッション性のある壁材などを当たり前のように使用するようですが、そうすると子どもの行動が乱暴になるそうですね。生活の中で<加減を知る>ということはとても大事で、そのためには何をどうすればよいか、よくよく考えないと、と思います。
 
 水戸は今、梅が満開で、それはもうすぐ卒園式・・・ということで、いろいろな思いが交錯する時期ですが、本日はこれにて筆をおきます(筆は使ってないけれど)。

kawawadayochien at 22:07 園だより 
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