2015年03月

2015年03月21日

【河和田幼稚園】奇跡じゃない

きのうのブログで、年長さん36人が揃って卒園できたと書きました。
欠席者がいなかったということもありますが、
卒園のためには、もうひとつ条件があることはご存じですか?
実は“ 年長さんはコマ検定に合格しなければ卒園できない ”のですね。
本当は合格しなくても卒園させてくれるんじゃないの? 
と思う人もいるでしょうね。
でも、コマ検定を始めてからみんな合格しているから
結果、みんなコマが回せて、卒園しているのです。

2月下旬にY ちゃんが回せたことは伝えましたが
実は、もう一人、コマ検定を受けていなかったSちゃんがいたのです。
どうしたものかと心配でしたから、担任と作戦をたてました。
作戦その壱 
練習に集中できるようマンツーマンで指導する。 
作戦その弐 
達成感が味わえるよう 5段階でレベルアップしていく。
作戦その参 
Sちゃんが大好きなピカチュウカードを作る。
これは、S ちゃんをよく理解している担任ならでは作戦です。
DSCF4007 これがピカチュウ カードです。
担任の手書きです。
どのように用いたかは
企業秘密としておきましょう。

このような作戦のもと練習しました。
はじめは10分くらいだった集中時間が
目に見えて伸びていきました。

そして、そして、奇跡が起きたのです。
Sちゃんのコマが勝負板の上で、15秒間回ったのです!
それは卒園式の前日のことでした。
隣の部屋にいた友達が、どどっと押し寄せて
「Sちゃん、おめでとう」
「Sちゃん、よかったね」
と喜んでくれました。Sちゃんも照れたように二マッとして、うれしそうでした。
お母さんに伝えると、涙を流して喜んでくださいました。
考えてみれば、奇跡ではありません。
練習したから、できた!という極めて当然の結果ではありました。

たかがコマ回し、されどコマまわし。
子どもを信じて、
ありとあらゆる、できること全てを注ぎ込んで・・・・・
夢中になって、そんな日々が卒園の日まで続いたのでした。

だから、36人そろって、堂々と卒園できたのでした。
もう一度言うね「卒園おめでとう」
 

kawawadayochien at 18:22|この記事へのリンク 園だより 

2015年03月20日

【河和田幼稚園】外は雨でも

きょうは小学校の卒業式に行ってきました。
校長先生が来賓の控え室にあいさつに来られ
「きょうは花曇りでよかったです。
昨日だったら、たいへんでした。」 とおっしゃったので
心の中で、“ あら、幼稚園はきのうだったけれど
特にたいへんでもなかったなぁ・・・” などと思いました。 
小学校は大勢の方を動員するので、
なにかとたいへんなんでしょうね。

ということで、きのうは幼稚園の卒園式でした。
DSCF4012
式に参加するのは
年長さんはもちろんで
年長さんのご両親
そして、先生全員
そして、年中さんです。

体操のたくや先生も
お祝いに駆けつけてくれたので
年中さんも朝からとってもうれしそう。
年中さんは自分の卒園ではないので 、
気持ちも楽なのでしょう。
みんなニコニコ、ウキウキしています。



DSCF4013卒園式は、このように年長さんが主役で
一人ひとり保育証書を受け取ります。
担任の先生からは
“あなたのこんなとことろがステキでしたよ”という
個人賞もいっしょにもらいます。
手前に写っているお母さん方も
うれしくもあり、緊張されることでしょう。

一人ひとりが受け取った保育証書は
DSCF4020「ありがとう」の言葉とともに
こんな風に、さっそくお母さんに手渡されます。
保育証書は、子どものものであると同時に
お家の方のがんばりを称えるものでもあります。
卒園式のリハ―サルで
「お家の人に渡すのに、何ていう?」と問いかけると
子どもたちからすぐに「ありがとう、っていう」との返事がありました。
「ありがとう」ってやはり、とってもうれしいことばですよね。

会長さんの挨拶・副会長さんの謝辞・記念品贈呈など大人が関わるところもあり
DSCF4023
終盤は、年中の歌→年長の歌→会場のみんなで合唱
と、歌・歌・歌で締めくくられました。
今年は、サバサバと
楽しいこと大好きの子が多いので
涙で歌えない・・・などということは全くなく
明るく、元気な歌声が
会場いっぱいに広がったのでした。

そうそう、外は雨・・・ということもすっかり忘れるくらい!
元気な歌声だったのです。
(きょうの小学校の卒業式は雰囲気がずいぶん違いました)

36人そろって卒園できた!よかった!卒園おめでとう



 

kawawadayochien at 14:04|この記事へのリンク 園だより 

2015年03月07日

【河和田幼稚園】不条理な現実

預かり保育の地球クラブで、おやつの時間があり
年長さんがおやつを配ったり、「いただきます」のあいさつなどの
役割をします。地球クラブは固定メンバーではないので、
ジャンケンでその日の役割を決めることがあります。
昨日のことです。(仮名を使って再現します)

トム「3人でジャンケンして勝ったのに、
   エミーとジョンに『あっち行って』って言われて
   そしたら、2人してまたジャンケンやって、
   エミーが勝って、やることことになったんだよ。
   ぼくは別にやらなくてもいいけどさ。」
先生「勝負は正々堂々とやらなくちゃ、ズルイよね。」
 トム「やりたいならさ、エミーでもいいけどさ。」

DSCF3934この話、どう思いますか?
・なんでトムはエミーやジョンに言わないで
 先生に言ったのか?
・先生の働きかけは、これだけ?
などと思いませんか?
 この部分だけを拡大して論じると
先生の対応について、
様々な意見があるかもしれません。 

この場合、おやつを目の前に、時間をかけていると
状況を把握していない子どもが巻き添えをくらって騒ぎだし
おやつを食べるのが遅くなり、その直後のお迎えに間に合わない!
という、事態が予想されます。 
となると、トムも「まぁ、しかたないか」と納めていることを見届けて
切り替えざるを得ない。という切羽詰まった判断も成立します。

トムがエミーやジョンに「それって、おかしいじゃん」と言えればいいけど
あれよあれよ、という間にことが進んでしまって
どうにか先生にぼやくことができた。
先生も「理屈に合わないから、がんばれ!」との気持ちで励ますも
トムからは 「何が何でもってわけじゃないんだけどさ・・・」とのつぶやき。

ということで、歯切れの悪い話ですが
こういう話は世の中にいっぱいありますよね。
教育現場となると、教師がサッと登場し、裁判官のように事を裁き
あっぱれ!さすが先生!となって目出度し目出度し・・・。
でも、待てよ。
いつもそうしてしまうと、
物事の解決は先生頼みということにならないとも限らない。
トムはいろいろな経験して、いざという時にハッキリ言えればいいし
エミーやジョンも今日は、自分に都合がいいようにいったけれど
そんなことばかりじゃない経験もするだろうし・・・。

子どもは大人が思うように「いいこ」にしているわけでなく
適当にいろいろズルもします。駆け引きもします。
したたかなところもあります。
そして、6歳にして不条理な現実に生きているのであります。
「生きる力」を育んでいるのであります。
だからこそ、子どもを応援する一言、まなざしが大切なんです。
がんばれ、子ども! 
応援してるよ
 

kawawadayochien at 17:12|この記事へのリンク 園だより 
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